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私は、介護・福祉の仕事に30年以上携わっておりますが、「ご利用者様の要望に応えられているのかどうか」と日々自問自答しております。特に介護の分野で働いている人は同じ思いをしている人が多いのではないでしょうか。
これまで、ご利用者様の「○○したい」との要望に対し、「安全に」という名の過剰なリスク管理が優先されたり、「時間がない、人がいないから無理」「わがまま」ということで片づけられてしまい、あきらめざるを得ないご利用者様の姿との狭間に立ち、自分の無力さにプロとしての自信を失うこともありました。
私たちは、介護福祉士や社会福祉士、ケアマネージャー、看護師、ヘルパー(初任者研修)等の資格を持っている以上、その道のプロでなくてはなりません。認知症や介護の知識はもちろんですが、その人にどのように寄り添う事ができるのか、また、その方をわかろうとする姿勢を持ち合わせ、対応するにはどうしたらよいのかと常に考えなくてはなりません。
「したい」という要望に対応することは、リスクはつきものです。だからこそ想定されるリスクについて、ご本人・ご家族に説明し、常日頃の職員の対応で信頼を得て、職員全体でベクトルを合わせる必要があります。
人は十人十色、生まれ育った状況、取り巻く環境や思いもそれぞれ違います。四季の杜の職員も様々な意見や考えを持っていますが、「私たちの仕事は何か」と自問自答し、最終的には「ご利用者様の要望にどうしたら応えられるのか」等、専門的なエビデンス(根拠等)を基に、お互いの意見をすり合わせ、一致団結します。「安全」に「安心」して「楽しい」と思っていただけるよう努めて参りたいと思います。
最後に、「四季の杜」は、日本独特の季節の行事や、「今日は寒いね」「花がきれいだね」等、何気ない季節の会話で職員と利用者が微笑みあえるそんな場所を作りたいという願いから、この名前にしました。春夏秋冬を活かし感じられるサービスを提供して参ります。
ご期待ください。